芸能人の元カレ「K」〜付き合うまで〜
前回の芸能人の元カレ「K」は
前回のデートを終え、Kさんからのメールがこちら。
「今月のお休みの日全部教えて。」
これって恋人がやることだよね?
仕事のシフト提出ってww
と思いながらも別に不都合なこともないし、言われたまま従う私。
次の休みにデートを取り付けられました。
そしてその日いつものように家まで車で迎えに来てくれたK
車に乗ってすぐ「これプレゼント」と紙袋を渡される私。
「ありがとう!えー!なんだろー!開けてもいい?」
開けてみるとそこには・・・最新型の携帯!!?
「え!?これなに!?どうしたの?」
「今メールしかできないじゃん?それはちょっと俺が耐えられなくて・・・寝る前に声聞きたいから・・・」
「え、でも・・・(付き合うってこと?)」
「前みたいに付き合ってとか言わないから。だから受け取ってほしいな。・・・でも付き合ってくれたら嬉しいんだけど・・・笑」
すごくまっすぐなKにほだされた私は・・・
「本当に嬉しいよ。ありがとう。前向きに考えるね。」
「ほんとに!?嬉しい!ありがとう!」
そんな感じでその後も何回かデートをしました。
Kはとにかく私を褒め、愛の言葉を惜しみなく囁く。
昔のれないの話を聞かれたので正直に話すと、
「おれなら絶対そんな思いさせないのに。」
「ほんとうに一日中君のことばかり考えていて、仕事にならない。」
とか、
「この間仕事でいったお店がすごく良かったから、こんど連れて行ってあげたいな〜。」
とか、全てにおいて私につなげる。
そして、付き合う前にあるレストランに連れて行かれ、
二人でご飯を食べるのかと思いきや、通された席には老年のご夫婦が・・・。
はい。Kのご両親でした。
普通こんな風に付き合ってもない人を親に会わせますか?
しかもこのK、ご飯に行こう!と私を誘っては、
学生時代の友達とか、芸能界に入るまで(社会人時代)の友達とか。
とにかくいろんな人に私を紹介する・・・。
当たり前だけど友達は驚いて、
「え?彼女?おめでとう!」
って言うんだけど、私はちょっと複雑そうにはにかむ。そしてKが、
「いや、まだ。今はおれが付き合って欲しいって本気でお願いしてるところ。」
って言って、
「芸能人って遊んでるイメージがあるけど、こいつ本当に好きになったら一途だし、安心して大丈夫だよ!」
と言われ、ちょっとKの評価が上がったり・・・
そしてついに・・・
その日はディナーのあと、いつもはいっぱいしゃべるKがやけに静かになり・・・
「イン●ーコンチネン●ルに部屋を取ってあるからいっぱい話そう」
「・・・うん。いいよ。」
イン●ーコンチネン●ルのバーでお酒を飲んで、部屋へ。
そこで昔のこととか今までの恋愛とか・・・
いろんなことを聞いてくるK。
そして、
「一緒にお風呂に入りたいな・・・。」
「厳密にはまだ付き合ってないし、気持ちが固まるまでもうちょっと待って。」
「・・・わかった。」
その日本当にKは何もしてきませんでした。
頭を撫でてくれてマッサージもしてくれて、本当にそれだけ。
それが私の心を開いたんだと思います。
次の日、ホテルから車で家まで送ってくれた別れ際に、
「もし、昨日の夜に手を出されたら、失望して二度と会うことはなかったと思う。けど、私の考えを尊重してくれてすごく嬉しかった。これからよろしくお願いします。」
と伝えて付き合うことになりました。
そのときKは目に涙を浮かべて喜び、私を抱きしめました。
私もそんなKを見てこの選択は間違ってはいないのだと思いました。
しかし、この3日後に私たちは別れることになります・・・。
続きます。