芸能人の元カレ「K」〜決戦の日④〜
みなさまこんにちは。優です。
今日も前回の続きです♪
そしてやっとKが口を開く。
「正直すごくショック。俺は見たことない優の元カレにも嫉妬しちゃうくらいだから、そんなこと聞いたらすごく辛い。でも・・・それでも俺の彼女で居てくれるなら・・・いいよ。優の好きにして。でも絶対裏切らないって約束して。」
涙を浮かべながらたどたどしく話すKがとても愛おしく感じた。
「わかった。じゃあもう一度よろしく。」
Kの手を握ってそう言った。
するとKは私の手を両手で握って自分のおでこに当て、祈るようなポーズで
「はぁ~。本当に良かった・・・もう、死のうかとか考えちゃった。バカだよね。でもそれくらい本気なんだ。」
「馬鹿だよ。ちゃんとご飯も食べて。」
「うん。」
「あと、クマもすごいからちゃんと寝てね。」
「うん。」
ちょっと間が空いて、
「ねぇ、優。」
「ん?」
「優が隣にいてくれたら、よく眠れると思うんだけど・・・だめかな・・・」
「え?」
「このまま帰ったら、明日起きても優とやり直せたのが本当か嘘かわからなくてこわくなりそう。」
黙り込んで考える私。
「何もしないので、添い寝だけしてください。」
「私、たぶんKの家行ったら思い出すからしばらくは無理。」
「じゃあ、ホテル取るよ!それならいい?」
Kは出会ってからずっとこんな感じでとにかく押しが強い。
「分かったよ。絶対何もしないって約束してね。」
「うん!約束する!!」
そうして私たちは近くのホテルで一泊することにした。
順番にお風呂に入って、ダブルベッドに入る。
Kが後ろから抱きついてきて、すごく温かくて、心地いいなぁと思っているうちに寝てしまった。
次の日、目を覚ますとKが愛おしそうな顔でこちらを見ていた・・・。
私は急いで起き上がり、
「な!え??寝顔見てたの?」
という。
「うん。ずっと見てられるわ。」
と言ってKが微笑む。
それから身支度をして、朝ごはんを食べて、Kが家の近くまで送ってくれた。
「これからまた俺の彼女なんだよね。」
「うん。そうだよ。」
「あー!生きてて良かった!!」
「またそんなこと言って笑」
そんなことを言いながらバイバイした。
家に帰って携帯を開くとメールが届いていた。
見てみるとJからだった。
「今日会えない?」
という内容だった。
Kにはあんなこと言ったけど、私は彼氏がいるのに男の人と二人きりで会うのは気が進まない。
なので、
「ごめんね。仕事で忙しくて。また今度遊ぼう。」
と返した。
仕事で忙しい。
これは便利な言葉だよね。
仕事と病気。
この二つを言われれば相手は納得せざるを得ない。
たまに、
「好きな人が仕事が忙しくて会えないっていうんだ~。」
というのを聞くが、その手の事例の94%は相手にその気がないから。これだと思う。
だって男の人って、どんなに忙しくても会いにきて、次の日眠すぎて倒れそうで会社のトイレで5分だけタイマーかけて寝る。
とか平気でできる生き物だよ?
好きな人のためならそこまでする生き物が、仕事が忙しいからって・・・ないない笑
そういうこと言う人はすっぱり諦めて次に行きましょう!
Kについてのエピソードは一旦ここで落ち着きます。
平和なエピソードも書くべきなのか。それともブログにできそうなネタだけを書くべきなのか・・・。
ご要望がありましたらコメント欄にお願いします!